公安に連行される 2とりあえず走り出した公安の車。でもとりあえずでしょっぴかれたんじゃ、たまったもんじゃないっしょ。 公安の人たちが来るまでの間に、ガオライは2人に電話をしていました。 まさかどっかに連れてかれるとは思っていませんでしたが、 なんかやばめの事態に遭遇した時に、 その事を誰かに知らせておく習慣?みたいのがありまして。 例えば初めて白タクに乗った時なども もし知らない間にどこかの山奥に売られてしまったとしても 「ガオライは白タクに乗ったって言ってたから売られたかも な。」と 誰かに予想してもらうためです。 ひょっこり失踪した時の手がかり残しとかな、みたいな。 まぁそういう事にならないように事前に気をつけろよって話ですが。 何かどうも私、知らない人の車にひょっこり乗ってしまう習性があるらしくて 。 (過 去日記参照) で、誰に電話したかというとバーバと学校で仲良しの先生。 バーバは何かあればすっ飛んできてくれるだろうし、 学校の先生が今の私の事態を知っていれば、まぁ大丈夫だろうと 車が走り出しても少し落ち着いていられたのはそのためかもしれません。 おまわりさんにしても、車走り出すのはいいが どこへ行くかくらい教えてくれたっていいじゃんね(~ヘ~;) 隣に座ってるジョーさんは、どうにもこうにも怒りがおさまらない様子で 自分は悪くないという事だけを一貫して主張する彼にとっては 悪くない俺様が公安の車に乗せられてること自体、納得いかないらしい。 くちびる、明らかに尖ってます(≧ε≦o) が、声を大にして言いたいが、 ここまでなったのはジョー、 お前のせいでもあるんじゃい!! とりあえず公安のおっさんにスペシャル営業スマイルで尋ねてみる。 ガオライ:ねぇおまわりさん、一体どこへ向かってるわけ ? おまわり:派出所 やっぱりしょっぴかれてる(*´Д`) ほらぁ、痴漢とかさ、しょっぴかれた時点でもう犯人扱い!とかって聞くじゃん ? 私がこの時気になってたのが、相手の中国人は連れてこられてないわけ。 そこら辺、不安っていうか疑問だったんだよね。 とりあず和やかムードにするべくちょろちょろ会話をするガオライさん。 もう必死です。 そしたらおまわりさんの方も「あ、君は冷静に話せるじゃな~い」みたい になって 少しは彼らの態度も軟化。 でも隣では相変わらず size="4">「だから中国は嫌なんだよ!」 と わざわざ中国語でぶつぶつ発言するジョーさん。 殴るぞ、お前。 公安に着くと、身分証を提示させられ事情を聞かれ始めました。 学校の方にも連絡しろと。 なんか書き始めるし。調書ってやつみたいですね。 SRC="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/82/0000092182/26/img6a249128i1wctc.jpeg" width="240" height="320" alt="06-04-01_15-14.jpg"> ガオライが一番聞きたかったのは、一体誰に責任の所在があるのかってこと。 また、もしうちらに責任があったらどうやって賠償するのか。 そこら辺の日常生活において普段は無駄な中国単語が日の目を見ようとは。 そこんとこ公安の人に聞いてみると、 公安:今そういう事は交通警察の方で現場調査を行ってるから。 君達もそれなりの責任を負うはずだよ。 もちろん君達の話も聞くからここでちょっと待っててね。 (。・ω・。)? なぬっ!? 私らも責任のいっぱしを 担えと言うのか!! style="color:#C0C0C0;">頭が真っ白に・・・ ならな~いワタクシ(*`ー´)なんでって、中国にお住まいの方はよく分 ると思いますが こちらの人はとても断定的に物事を話します。 例えば何かを尋ねて「絶対にそうだ!!」って言ってても、 日本人の感覚的には「きっとそうじゃないかなぁ」とか「そのはずで すけど」ぐらいのもんです。 根拠も何もありません。あくまで「俺はそう思うぽ!!」て感じです。 私は大学で学費やら単位、テストのことで分らないことがあって 教務課から財務課、はたまた国際交流学院から寮管理事務所に至るまで それこそいたる所たらい回しにされる事 style="color:#FF0033;"> 約3年。 いい加減、学習しました。 よって、この交通警察でもない公安のおっさんの発する「責任を負うはずだ」 は 全く当てにならないのだ。 はい、無視ヽ(´▽`)/ワハハハ とりあえず放置プレイされてるのでみんなにメールしてみることに。 警察にしょっぴかれるのもそうある体験じゃないし♪ 1.担任 公安の人が学校に連絡取れって言うから電話したのにこいつ出ないの。 中国って、携帯受信してもお金かかるから出ないの。 一応緊急事態なのに出ないの。 だから「先生、ガオライは警察に捕まりました」って送ってやったら 速攻メールは帰って来たもののやっぱり「早く事務所に電話してきなさい」 でした。 普通、本当に捕まってたら電話できないじゃねー 2.日本に居る彼氏さん 実はこの次の日に来る予定だった彼氏さん。 交通事故でブタバコ行きはさすがにないかと思いつつ状況をメールしてみる。 そしたら花見中の彼氏さんから電話が。 あまりの状況の差に、分ってたとはいえガオライ眩暈が。 さすが遠距離恋愛。片や公安、片や桜の下。 楽しそうな宴サウンドがバックに流れています。 ええ、こうやってガオライは強くなっていくのです。 3.シャオピン 「警察に捕まった」とメールしたところ、 この日は4月1日だったため、 やっだ~嘘でしょ?? 今日ってエイプリルフールだもんね! やっだなぁ~ 騙されないぞぉ!( ̄+ー ̄) 彼氏が出来て頭にお花満開のシャオピンさん。 君の反応が一番おもしろかったですわ。 そうそう、一応書いておきますが こういった場合、日本大使館やら領事館に電話しても、基本何もなりません。 聞いた話によると、外国人だからと不当な扱いを受けたり(中国人と平等に扱わ れないとか) その他、とっても重大事件とかじゃない限り、なーんも助けてくれません。 まぁいちいち民事にしろ刑事にしろ日本自体はのこのこ出てこんってことですな 。 しょうがないんだけど、 そんなことを考えると俄然公安のおっさんとのやりとりにもやる気がみなぎりま す。 とりあえず一通り説明するガオライ。 ガオライ:タクシーから下りようとしたら ドアに勝手に人がぶつかってきたんです。 人が歩くもしくは走るべきは歩道でしょ? 車が走ってるのは車道。 この時点であのおじさんは交通法規を守ってない。 それにタクシーの停車位置も間違ってる。 これはドライバーの責任。 私たちはなーんも悪くない! 公安:うんうん、それはそうだとして。 今調べてるから。まあそう興奮しないで。 分らないのが、なんでその男の子は 泥棒って叫んでたわけ? や、やっぱりそこ突っ込んでくるか・・・(-公-;) すると隣でふてくされてたジョーは水を得た魚のように喋りだす。 ジョー:人のカバン勝手に持ってこうとしたからだよ!! それが泥棒じゃなくてなんなんだよ!!! 公安:じゃあ何で彼がカバンを持ってこうとしたのかなぁ。 泥棒がカバンを持っていく目的っていうのと その人が持っていこうとした目的は違うんじゃないかな? その場を離れようとした君達を 行かせない様にするためだったって 向こうは言ってるみたいだけど? ま、まずい。。。 この公安の人まともだ!!! 面子を何よりも大事にする中国人。 公衆の面前で泥棒だと大声で叫ばれたおっさん。 全然泥棒じゃないのに泥棒だとかわいそうなくらい叫ばれたおっさん。 訴えられたらどうしよ。。。 ああ、そっか。 なーんにも認めなきゃいいんだ。 あの場で泥棒って叫んだことの正当性を 無理やり主張していけばいいのね。 間違って無いと。 っていうか、むしろ、 泥棒じゃなくてなんだ!!(゚Д゚#) ぐらいの ね。 そういう、 「こっちは間違ってるけどごり押しで間違いは認めない」ってのは 中国で生活する上でよくあることじゃないかぁ♪ そんなこんなをしているうちに、 当事者とドライバーも戻ってきました。 どうやら現場検証は終わったようです。 結局、当たり前なのですが私達に非は無く。 ドライバーに一番の、ぶつかったおっさんにも二番目の責任が。 うちらはゼロ。皆無。 ってか、当たり前。ほらさっきの公安の人の話あてにならない。 うちらの時間を返せコノヤロー!!とか思いつつ 何故かその場を去らせてくれない公安。 なんでかって?? やはり「泥棒!!」って叫んだ事が問題になってるからですよ!! ジョーのバカ (T-T*)ウウウ もう事故のことよりもそっちに論点ずれていってます。 おっさんの気がどうもおさまらないらしい。 ジョーはもうこのとき「中国人」に腹を立ててるため 公安の若い兄ちゃんにも(うちらが帰らないように微妙に見張ってた) 「だから中国は嫌なんだよ!日本に帰りたいよ!(*`ε´*) プンスカ」 とメンチきりつつ、つっかかるつっかかる。 SRC="http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/82/0000092182/36/imgf5856307i1yhz3.jpeg" width="255" height="216" alt=" 2"> いいから黙っとれ。 結局ガオライはこの後ほぼ1人で おっさんvsガオライ 公安vsガオライ をするはめに。 まぁ後半ではワラスが一番キレてたんですがね。 はっはっは。 長くなったので次回へ。 次回で終わり。 |